• 2014年07月04日

川内ダム改良事業が竣工

新たに整備したトンネル式洪水吐

新たに整備したトンネル式洪水吐

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6月24日、2010(平成22)年度から改良工事を実施してきた川内(こうち)ダムの改良事業の竣工式が行われました。

川内ダムは1938(昭和13)年に完成して、柏崎市の大切な水源として使われてきました。

市民には「桜の名所水源地」として馴染みが深い場所です。私くらいの年代では「遠足は水源地!」という思い出の地です。

しかし、「河川管理施設等構造令」の基準を満たしていない部分があったため、2010年から4年をかけて改良工事を行ってきました。

改良工事のポイントは、

①新たなトンネル式洪水吐きを構築して基準を満足させた

※洪水吐きとは:ダムと貯水池の安全を確保するために設ける放流施設のこと

②今までの堤体(ダムや堤防の本体)に腹付けの盛り土をして、安全性を高めた

③満水の時の水位に対して堤体の高さが余裕が無かったため、堤体の高さを1.5m高くした

の3点です。

川内ダムの水は二級河川前川を流れて日本海にそそぎますが、その途中川内集落の中を通ります。大雨が降ると水害の発生を心配することも少なくありませんでした。

竣工式では、今回の工事によって安心度が高まったことを参加した地元住民の方々に説明していました。

竣工式後、植樹をさせていただきました。

この桜が末永く柏崎の水がめを見守ってほしいものだと思います。