• 2011年05月08日

初夏の弥彦山

5月7日(土)久々に体を思いっきり動かし、新緑の空気をたくさん吸い込んできました。
思い立って弥彦山に登ってきました。
弥彦山は国上山とともに佐渡弥彦米山国定公園に指定されたエリアにあります。
弥彦山の標高はは634メートル。
最もポピュラーと思われる「表参道ルート」(弥彦神社が起点)から登ってみました。
弥彦神社はJR弥彦線の弥彦駅から、徒歩15分くらいの所にあります。
今回はJR越後線・弥彦線を乗り継いで、電車で弥彦まで行ったため、ちょっとした「小さな旅」といった感じでした。
弥彦線に乗り込むと、「この人も弥彦山登山だな」と思われるお客さんが何人か。
弥彦駅に降り立つと、真正面にあるホテルが売りに出されていて今の時勢を反映しているとは感じましたが、まちなかはこざっぱりとして観光地としての趣は十分ありました。
駐車場や公衆トイレの整備、看板の設置などもしっかり。
駅から歩いて行ける範囲で「観光」ができる、観光地が県内身近にあるんだなと感じました。
弥彦駅から弥彦温泉街を通り抜け、弥彦神社に。神社でお参りを済ませると、「万葉の道」を通って早速登山道入り口に!
1合目から9合目まで山岳会の登山者寄贈による碑もあり、登山道は良く整備されていてました。
「トキワイカリソウ」や「カタクリ」の花々が目を楽しませてくれました。(山野草をはじめ、草花には非常にうといのですが、帰宅後写真を調べてみました)
実は、登山道入り口から間もない所にあった「茶屋」がすごくいい雰囲気で、「帰りに絶対に寄ってみよう」と思いながら登山。
下山をはじめて2合目くらいまで下った頃には、「あの茶屋はまだかな…」と下の方を見ながら急ぎ足!
やっと茶屋にたどり着いて、茶屋のおばちゃんに甘酒とこんにゃくを注文。
その甘酒と熱々のこんにゃくは、薪の燃えるいい匂いがする真っ黒なお鍋の中で熱くなっていました。
すると「コーヒーをご馳走しようか?」とおばちゃん
「はい、ぜひ!」と返事をすると、こんにゃくのお鍋のとなりに沸かしていた清水をひしゃくですくい、コーヒーを淹れてくれました。
インスタントなのに美味しいこと!
ゆっくりと味わっていると、茶屋の中には常連のお客さんたちが集まっていました。
「おばちゃん、お金車の中に置いて来ちゃったからツケておいて」という女性、
「いやー疲れた!」と言いながら、おばちゃんの許可も得ずに、店先にあるワンカップの蓋をちょっとだけ開けて、沸いているお湯の中に入れて勝手に燗をつけている男性…
なんか、すごく羨ましい雰囲気の常連客でした。
また行きたい弥彦山。
今度は、あの常連さんたちに混じって、清水で冷やしてあったビールを飲んでみようかな。