- 2021年01月31日
厳しい生活を余儀なくされる方々~地方でも増加~
先週、再びフードバンク連絡協議会を訪問しました。
国の男女共同参画局が所管する「コロナ下の女性への影響と課題に関する研究会」が、いかに新型コロナが女性たちに大きな影響を及ぼしているかについて様々な数値を用いて明らかにしています。
しかし、ややもすると、これは都市部の問題で、地方においてはさほどではないのではないか、と思われがちなのではないでしょうか?
実は私自身、地方においては親兄弟など頼れる身内がそばにいることが多いことから、都市部ほどの厳しさはないのではないか、コロナ下での女性問題に確信が持てませんでした。
協議会の小林事務局長によれば、県内フードバンクが食糧支援を行っている世帯は3千数百世帯にまで増加しており、特に昨年10月までは千世帯だったほどが11月~12月にかけて一気に2千世帯に増加したと言います。
小林氏によれば、昨年末に雇用保険が切れ始めた人が多いことが影響しているのでは?とのこと。
また、支援要請者と直接会うことを大事にしている同協議会では、食糧を届けるために訪問してみると、経済的困窮具合が肌身でわかるとのことでした。
食べるものにも事欠く状況について他人に話し、支援を求めるというのは本当につらいことだと思います。
ギリギリまで我慢している人が多いのが現状だとも話をしてくれました。