- 2019年12月15日
12月定例県議会①~財政問題~
12月3日から県議会定例会が始まっています。
代表質問や一般質問で、何人もの議員が取り上げたのは、県の財政悪化や公的病院再編問題でした。
私も12月6日に一般質問を行いましたが、原子力発電所事故の訓練についてや財政・病院問題を取り上げました。
6・9月議会議論を経て、10月に県が示した行財政改革行動計画には、“案”の段階では十分に記述がなかった財政悪化に至った経緯が加筆されました。
今の花角知事から3代前の平山県政では、4年間の「財政健全化プログラム」を実施し、収支不足額を縮減してきました。
しかし、更なる改革が必要だとして平成16年9月に「財政健全化計画骨子(案)」を示し、平山氏は退任。知事選挙が行われたのです。
「財政健全化計画骨子(案)」では行財政改革は道半ばとしていましたが、知事が交代した翌年2月には、早々に「財政安全宣言」とも受け取れる考え方が公表されたのです。
なぜ、この短期間で政策転換が行われたのかという大きな疑問が残ります。
もしも、財政健全化計画骨子(案)に沿った改革が継続されていた場合、今日のような財政悪化は軽減されたのではないか?
知事の所見を求めたところ、「今後の公債費実負担の大幅な増加は、現在の状況より軽減されていた」と答弁しました。