• 2019年09月11日

会派視察 藤里町社協とたすけあいネットあゆむ②

最後の視察先は、秋田市で『どこまでもつながる支援』を大事にして様々な支援活動を展開しているNPO法人秋田たすけあいネットあゆむ。

 

あゆむはフードバンク事業に始まり、わずか5年で、制服リユース事業・無償の学習室・一人親支援・高齢者生活支援・平日学べるフリースクールなど10の事業を展開しています。

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その多様な事業展開の理由は、「窓口を増やすことで、支援を必要としている人と繋がる機会を増やす」という考え方からだそうです。

 

秋田県における調査では、一人親世帯の6割が年収180万円以下の世帯であることがわかっているとのこと。

総じて年収があまり高くない世帯の比率が高いにも関わらず、行政の意識は「貧困の子どもはいない(多くはない)」であると感じています。

しかし例えば生活保護世帯の子どもの高校中退率6.9%(一般世帯1.4%)に見るように、子どもの貧困は教育を中心に、大きな影響を与えているのです。

 

5年間の活動を続けていくのは、活動資金の確保に奔走する日々の連続だとのこと。

 

なんとか活動を続けていけるよう資金確保ができないものかと理事長は締めくくられました。