• 2019年09月02日

金子勝氏のお話

かねてからお話を聞いてみたかった金子勝氏の講演をお聞きすることができた。

会場の柏崎市文化会館アルフォーレは、1000人以上の来場者。

金子氏の主張の肝の部分は、以下のことだと思う。

これまで、原発に否定的な我々は「経済より人の命が大事」と言ってきた。

一方、推進すべきと主張してきた者たちは「経済は大事ではないのか」

「原発はコストが安い。発電は安いコストでできる原発が有利」

と反論してきた。

しかし、原発輸出が行き詰まったことに見るまでもなく、『コスト安』は全く事実ではないことが明らかに。

そして今や再エネは、太陽光にしても風力にしてもコストが格段に下がるとともに、日本メーカーは完全に置いてきぼりだ。

なぜ原発を動かしたいと考えるのか。

それでは、減価償却が終わっていない原発があるからだ。

つまり、『経済か命か』という、双方の主張はもう観点を変えるべき時に来ている。

原発を動かし続けることは経済面で見て、日本のために全く事実ならない。

というものであったと理解した。

 

講演の後に町に繰り出し、パレードアピールを行った。

従来どおりのシュプレヒコールのフレーズは、もう修正した方が聞く人に届くのかなと感じた。