- 2018年03月30日
未来にいがた視察③
視察3日目は、上海に移動。
次の日に訪問する上海マイツの職員から同行いただき、市場調査に。
日系高級百貨店である新世界大丸百貨で、日本食品の販売状況を見てまわりました。
菓子類は日本製品コーナーがあり、馴染の商品が販売されていたものの、価格はやや高価で、セールにならないと購入は控えられがちとのこと。
残念ながら、日本酒は西日本のモノが多い!
早く新潟県の酒を味わってほしいものです。
さて4日目は“上海マイツ”を訪問。
株式会社マイツは元々京都の会計事務所で、比較的早い時期に中国進出を決定。
これが功を奏し、日系企業の中国進出を包括的に支援する業務を展開。
大連、香港、北京、天津、成都、蘇州等、中国各地にグループ法人を設置しています。
新潟県も県内企業のビジネス支援のため、同社と包括提携。
この日はマイツの担当者から、中国経済や日系企業の中国ビジネスの方向性について話を聞きました。
まず強調されたのが「中国は世界の工場から世界の消費国になっている」ということ。
そして、日本企業の海外直接投資アンケートによれば、中国の経済状況から中国は投資先として捨てきれないと見ている現状があるとしました。
また併せて、まだ伸びる可能性があるのは“自動車とIT”。
うち、自動車については特に電気自動車で、規格の主導権をとることを考えているのではないか、と述べていました。
またITについては、際立つ中国のキャッシュレス化を挙げ、昨年のITセキュリティ法の施行もあるがまだまだ便利さを追求する動きは進むだろうと述べました。