• 2016年11月25日

新潟県病院協会講演会に参加

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先日、新潟県病院協会の講演会が開催され、私たち県議会議員にもご案内いただきました。

テーマが「地域医療構想」だったため、早速参加を申し出ました。

 

「医療介護総合確保法」により、「各都道府県の2015年の医療需要と医療機能の必要量を区域ごとに推計した上で、機能別病床数を推計する」という目的で、都道府県は地域医療構想を策定することになっています。

本県では今年度末までに策定を終えるとして、各二次医療圏ごとで協議が行われています。

この構想策定にあたっては、「そもそも病床(特に増えすぎた急性期病床)を減らすことが目的の筈だから、削減ありきの計画を立てさせようとするのではないか」という懸念がありました。

しかし県から示された病床数は、大幅削減というものではなく、多分、医療機関の皆さんにとっては胸をなでおろすものだったのではないかと思います。

 

こうした経過があった中での、今回の講演。

東京大学政策ビジョン研究センター 健康経営研究ユニット特任教授 尾形裕也先生をお迎えしてお話をうかがいました。

私としては「病床数自体を減らしているものではない」「各機能別病床の条件がこれから明らかになるなかで、各病院がどのようにその病床を選択していくかということだ」という点が収穫。

また、慢性期の患者さんの中には、在宅で医療を受けることになる方々が一定程度の数見込まれ、その方々の医療や介護や生活を支える仕組みが今以上に必要ということを再確認しました。

 

これまで病床の数のみにとらわれていましたが、高度急性期・急性期・回復期病床の条件の(厳格化?)に注目が必要となりそうです。