- 2016年06月09日
野党そろい踏み~参院選街頭演説 長岡アオーレ前~
6月8日17時50分から、長岡市アオーレ前で参院選新潟選挙区野党統一候補森ゆうこ氏の勝利に向けた街頭演説会が開かれました。
難航した統一候補決定でしたが、「決めたらやる!」と言わんがばかりの顔ぶれ。
生活の党共同代表の小沢一郎氏、民進党からは安住淳国会対策委員長、日本共産党は志位和夫委員長、そして社民党は小山芳元新潟県連代表が弁士という野党代表・代表級が顔をそろえました。
安住淳国対委員長は、
自分の選挙区は宮城県。自民党の農業政策で、農業が立ち行かなくなりそうな政策が示されても農家は自民党に票を投じ続けた。
そうした票をいれ続ける方にも問題があったのではないか。
与党の大きな議席数の前に、国会対策レベルではどうにもならない。
自分は財務大臣を経験した立場。自分が務めていた時、年間日本に供給されるお金は約100兆円だったが、今は300兆円に上る。
そのお金、皆さんのところに回ってきていますか?回ってくる筈がない。なぜなら、そのお金は富んでいる者のところに回っているのだから。
と、選挙で議席を伸ばすしかないと訴えました。
志位和夫委員長は、
新潟県民の皆さんには、四つの願いを森ゆうこさんに託してほしいとし、それは
①平和の願い
②格差拡大を広げるアベノミクスはやめる
③TPP協定に反対して新潟の農業を守っていこう
④安倍政権による憲法改正には反対すること
だとし、政権が繰り広げる「野党共闘は野合」だという批判を批判しました。
小沢一郎生活の党共同代表は、
自身が師事した田中角栄氏の「どういう地域に住んでいても、どんな職業に就いていても一定のレベルの生活ができることを目指した」という政治理念に触れ、
「政治は生活、そういう視点が安陪さんにはないことに大きな不安を覚える」と、政治を変える意義を強調しました。
演説を聞きに集まった人々は、横断幕を広げたり、演説に拍手を送るなどし、一時間あまりの街頭演説に参加しました。
6月7日には、野党統一に力を尽くしてきた「市民連合」と、民進、共産、生活、社民党との政策要望書確認及び署名の共同記者会見が行われました。
記者会見では市民連合がこの間、①安保法制の廃止、②立憲主義の回復、③人間の尊厳を守る政治の実現、の3つを基本理念として、特に参院選1人区での野党統一候補の擁立を求める運動を展開してきたことが説明され、
政策要望に対して、野党4党の代表それぞれが確認書に署名したとのことです。
民進党岡田代表は、参院選では①「成長と分配の両立」を実現する経済政策、②安倍総理が目論む憲法9条改悪の絶対阻止、を正面から掲げて戦っていくと述べたとのことです。(民進党ホームページより)
各党の持つ政策は確かに異なる面があるが、今参院選で国民に対して、一致している目標はこれであると、明確に示しているということだと思います。