- 2016年02月08日
わが地域の地域医療構想はどうなる?
今朝は冷え込んで、路面に雪が溶け出ていた部分がツルツルだった。
犬の散歩をする時間帯は、まだ薄暗く、油断して歩くとツルッとくるので
体が緊張して肩がこる…。
朝の寒さはどこに行ったかと思うほど、日中は日が差し、ポカポカ陽気。
そんなお天気の中、時間をとっていただくことをお願いしていた地元の総合医療
センターの院長にお話しを伺いに行ってきた。
「地域医療構想」に関する意見を伺うためである。
さて2014年6月に成立した「医療介護総合確保推進法」は、①地域における効率的
効果的な医療供給体制の確保、②地域包括ケアシステムの構築(と費用負担の公平
化)の二つを柱としている。ひたひたと進行している、超高齢社会に備えるため
である。
様々に話題になっている「2025年」に向けて、医療需要と病床の必要量を高度急性
期・急性期・回復期・慢性期の四機能ごとに推計して、その医療を提供できる体制
づくりを行わなければならないということのようだ。
ここで課題なのが、病床の医療機能(つまり、前述の高度急性期・急性期・回復
期・慢性期の医療機能ということ)に関する計画を二次医療圏ごとに策定すると
いうこと。
「患者の視点に立って、適切な医療を適切な場所で受けられるようにする」とは
言うが、増大する医療ニーズ=医療費を圧縮したいという意図があることは間違い
ない訳で、それぞれの二次医療圏が自分たちが望むとおりの計画にすることが許さ
れるのか? という点が最も気がかりな点である。
院長が強くおっしゃっられたのが、「(今でも二次医療圏が相当広いという現状が
ある中で)比較的近くで提供されていた急性期医療が、遠くでしか受けられなくな
るとしたら、それを住民としてどう考えるのか。」という点である。
柏崎地域では、比較的急性期の医療も回復期等の医療も、他地域と比較してきちん
と受けることができている現状がある。そのことをもっと知ってほしい。そして
この状況が改悪されることのないよう、関心をもってほしい、ということであった
と私は理解した。
地域医療構想のそれぞれの地域での話し合いは、これから始まる。