- 2015年07月02日
連合委員会で水俣病問題を取り上げる
また7月1日(水)は県議会の連合委員会。
最後の質問者として連合委員会の質問に立ちました。
質疑項目は新潟水俣病の問題と、介護保険法改正によって市町村が実施
することになる総合事業についてです。
新潟水俣病は、公式確認から今年で50年。これまでに二回の政治解決に
よる未認定者救済がありましたが、まだまだ潜患者さんは多い状況です。
法に基づく行政認定制度はあるのですが、ハードルが高く申請すれば必ず
認定されるというものではありません。
最近、この行政認定の申請をされる方が増えていて、認定審査会に進むための
検診に非常に時間がかかっている状況です。
新潟県はこれまで、常に被害者に寄り添う姿勢で様々な取組を行ってきました。
しかし全面解決とは言えない状況が続くなか、水俣病の課題を改めて取り上げ
知事の見解を問いました。
県知事に対する初めての質問で緊張もしましたが、私としてはツレナイと
感じる答弁で、ちょっと打ちのめされた気分…。
しかし、7月2日の新潟日報にも取り上げていただいたように、行政認定を
受けるための新たな検診機関について検討するという答弁を得ました。
私が所属する県議会の第三執務室の議員の皆さんは、「最初の議会なのによく
やった」と、私をを大いに慰めてくれています。先輩はありがたいですね。
先輩議員の一人は「がっかりすることない。知事は丁寧に答えていたぞ」と言って
くれます。
初めての県議会を経験してちょっと不満なことは、あんまり知事との丁々発止の
やりとりがないこと。
一般質問は、必ず一括質問です(一問一答は選ぶ余地がない)。
また、再質問は何回できるのかと事務局に聞いたところ「過去に例があるのは
再々質問まで」とのこと。
淡々と聞き、淡々と答える方式ですから、質問数・原稿の文字数は相当多くしな
ければならないとも聞きました。(個人的には、たくさんの質問項目を用意する
のではなく、少ない項目について十分やり取りを行った方が、その課題が深ま
り、県民にも知事の考えと議員の考えがわかりやすいのではないかと思いますが)
そこにいくと連合委員会は、一問一答なので、聞く人にも議論の内容が分かりやす
いと思います。先輩議員や知事政策局政策課の担当職員の方から「連合委員会
の質問数は10問位はないと(時間が余る)」と言われましたが、あえて8問に
抑えてみました。できれば、やり取りをしてみたいと思ったから。
まあ思ったようにはできませんでしたが、質問に備えてテーマの勉強を念を入
れて行うことができたのは、大変良かったと思っています。
新潟水俣病について、何回も勉強の機会を作って下さった高野さん、ありがとう
ございました。