- 2015年06月04日
上越新幹線活性化同盟会
6月3日(水)、上越新幹線活性化同盟会の平成27年度総会が
新潟市の新潟グランドホテルで開催されました。
この同盟会は、北陸新幹線が金沢まで延伸されることにより、
上越新幹線が枝線化され現在の利便性が損なわれることを懸念し、
平成17年に設立されたものです。
いよいよ今春、北陸新幹線が開業。「二つの新幹線が通ることで
新潟県の交通の利便性が高まる」とは叫んでいるもの、実際には
北陸新幹線開業のメリットがどのようにもたらされるのか、逆に
越新幹線が減便されるなど負の影響がどの程度及ぶのか、など心配は
大きかったと言えます。
同盟会会長の篠田新潟市長はあいさつの中で、
「北陸新幹線開業日は、新潟市で酒の陣を開催し、7万人のお客様から
お越しいただき、そう寂しくはなかった。しかし問題はこれから」と
述べました。
また花角新潟県副知事は「国は外国人観光客2千万人という目標を立てて
いるが、今現在すでに東京のホテルはパンパンで予約が取れにくい状況だ。
東京まで近い新潟県はまさにゲートウエイの役割が果たせる。」と意気込み
を述べました。
新潟県の観光客に関する数値を見ると、楽天トラベルによる宿泊者数で最も
宿泊者数が増加したのは新潟県であるとか、北陸新幹線開業後小木航路は
一か月で5割増しなど、明るい数字が見受けられます。
北陸一人勝ち、中でも金沢の一人勝ちなどと言われていますが、観光立県
新潟県となる更なる取り組みが必要です。