• 2014年11月06日

十日町市の㈱きものブレインなどを訪ねて

11月6日(木)、柏崎市消費者協会の秋の視察研修旅行が行われました。

今年は十日町市の㈱きものブレインさんや、㈱根茂レースさんを訪ねる視察。

㈱きものブレインは、昭和51年創業の着物に関する総合的な事業を手掛けている企業。

きもの丸洗いや お手入れ、しみ抜き、 黄変抜き、 柄の修正などなどで、とにかくきものに関することは全てといってよいほどの事業内容です。

きもの好きが読む雑誌にもよく登場し、家庭で水洗いできる正絹の「ふるるん」が有名です。

社員を大切にするホワイト企業だということも聞いていましたが、今日の視察で副社長の岡元眞弓さんのお話をうかがい、そのことが実感できました。

きものブレインの岡元副社長と

きものブレインの岡元副社長と

会社のホームページによれば、社員数255人のうち障害者は28名。

岡元氏は「障害者は能力が十分でないと見られがちだが、その方にしっかりあった仕事であれば伸び代が大きい」と言います。

大変印象的だったのは、きものを保管する「たとう紙」を自社で仕上げており、それを担当していたのが障害をもつ女性でした。

それは、たとう紙を作るための最後の工程であるたとう紙に紐を付ける作業を発注先に任せずに、自社で行うとしたものでした。

担当の女性は、その作業に精通したことを評価され、賞を受賞した経歴もあるとのことで、大変誇らしげに作業を行っておられました。

どのフロアにお邪魔しても、社員の皆さんが「いらっしゃいませ」と声をそろえて下さり、職場の明るさを感じました。

 

午後は刺繍レースのトップメーカー「株式会社 根茂(ねしげ)レース」さんを訪ね、女性を幸せな気分にしてくれるレースの美しさを堪能しました。