• 2014年02月24日

文教厚生常任委員会~児童クラブ受入れ年齢拡大について質疑~

2月24日(月)文教厚生常任委員会が開催されました。

一般会計、国民健康保険特別会計、後期高齢者医療特別会計などの補正予算の他、

「子ども・子育て会議設置条例」案や、市が直営で運営することになる「市立博物館設置及び管理に関する条例」の一部改正、受け入れる年齢を4年生まで拡大する「市立児童クラブ設置及び管理に関する条例」の一部改正などが上程されました。

 

その中で、児童クラブの条例改正については多くの質疑意見が出されました。

児童クラブは、昼間、保護者が就労などで自宅にいないというような場合に、小学1年~3年生までの児童をお預かりする施設です。

近年は祖父母などと同居する世帯の割合が減ったり、自宅に子どもを一人で過ごさせることへの不安などから、児童クラブへのニーズは高いものと思います。

「市長への手紙」などでも、従来の「3年生まで」という対象をもっと拡大してほしいという意見や要望も寄せられています。

また国では、今春の消費税率を上げることの議論の中で、社会保障を充実させることとし、児童クラブを充実させる(対象年齢を上げる)方向を打ち出しているとも承知しています。

柏崎市は今年度、4年生までの受入れを念頭に、大規模・中規模・小規模の児童クラブで4年生までの受入れを試行しました。

その結果、特に問題はなかったとして、設置条例を改正し本格的に4年生までの受入れを実施するとし議案を上程したのです。

 

さて、保護者も希望する「対象年齢拡大」、委員の中で何が懸念されたのか。

児童クラブを利用している保護者の皆さんも感じてはいると思いますが、決められた空間の中で1年生から4年生という体力に大きな差がある子どもたちが過ごすことに関する心配です。

教育委員会担当課の説明によれば、今年度試行した大規模児童クラブである「柏崎児童クラブ」では総数47名中4年生が9名。

同様に、来年度の4年生の人数を予測するために現在の3年生の人数を見てみると、比角第一児童クラブが総数58名に対し3年生が16名、剣野児童クラブは総数49名に対し3年生が17名、枇杷島児童クラブは総数47名に対し3年生12名などとなっているとのことです。

市教育委員会は、指導員の数は増員するが施設は現行のまま対象年齢の拡大をはかるつもりであるとしました。

エネルギーいっぱいの子どもたちを安全に過ごさせるにはどうすればいいのか。

指導員さんたちの大きな負担にはならないのか。

保護者の就労支援のために、安心して働いてもらう間の子どもたちの安全や健やか成長をどのように担保していけばよいのか…。

見守りが必要です。