• 2013年09月16日

9月定例会議 その2~ガス料金改定について~

9月12日の産業建設常任委員会で、ガス水道局からガス料金の改定(値上げ)について説明がありました。

柏崎市内に提供しているガスの原ガスは、石油資源開発㈱と国際石油開発帝石㈱から買っていますが、既に石油資源開発㈱の卸売り価格は今年4月に値上げされています。

柏崎の原ガスの9割は国際石油開発帝石㈱から購入しており、同社が来年4月に値上げを予定していることから、市ガス水道局は同社と卸売価格の交渉を行ってきました。

値上げ要因はほかにもあり、石油石炭税が地球温暖化対策として増税になることや、消費税の値上げもあります。

国際石油開発帝石㈱との交渉がまとまったため、原価算定期間の需要想定・原価の算定、そして料金の算定を行い、8月に関東経済産業局にガス供給約款変更申請を行ったことが説明されました。

国際石油開発帝石㈱のガスはLNGの混合率が高く、その率が27%から37%に増加するとのこと。

同社との交渉経過については、「交渉事なので言えない(ガス水道局長)」としながら、昨年11月に同社から示された価格は「とてものめる数字ではなかった」と、委員会で述べていました。

今回の説明時にも委員から、「LNGの混合率が高いなどと言っても、柏崎は天然ガスを産出しているのだから、このことを加味し価格を下げるような交渉ができたのか」という意見も出されました。

これに対する答弁の雰囲気からすると、ガス事業者として概ね理解できる内容で決着した感じを受けましたが、ガス水道局長は「会社側にも配慮してもらった」と述べるにとどめました。

8月21から三日間行われた関東経済産業局の立ち入り検査と査定の結果は10月に出るとのことですが、これに基づき再算定を行い、12月の定例会議に議決いただきたいとしました。

ガス料金には、主に一般家庭の「供給約款料金」と、一般家庭に加え使用形態による料金メニューを加えた「小口部門料金」があります。

1㎥あたりの「供給約款料金」の平均改定率は7.01%、「小口部門料金」の平均改定率は6.37%だとのことです。