• 2013年06月20日

6月定例会議③ ~財産の取得(除雪ドーザ)議案、僅差で可決~

除雪ドーザ13t級の取得に関する議案は、委員会は紛糾し、最終日本会議で7人の議員が討論を行い僅差で可決しました。

この議案は、星野商事株式会社から1,719万6,900円で除雪ドーザを購入するという契約の案件です。

このような契約案件は、市の財務規則に則って仮契約を行った状態で議会に上程され、「議会の同意があった時に本契約になる」ものです。

この案件で質疑が集中したのは、同社が入札参加申請時に提出した委任状でした。

この委任状は、同社が入札参加申請書を提出した時に添付されていたもので、「諏訪町」の「星野商事株式会社」から「鯨波」の「星野商事株式会社」に委任したもので、委員会審査では「自分から自分に委任していることになり、民法108条の規定に該当し委任の効力なし」という意見が出されました。

市当局の考え方は、諏訪町に本店がある星野商事株式会社が、同一法人内の営業所的な性格を持つ部門(鯨波)に契約の窓口に権限を委譲したという考えであるきとが説明されました。

議員側からは、同社について「実態のない幽霊会社」とか「ペーパーカンパニー」といった批判も出され、そのような会社と契約することが適正なのかという市に対する批判の質疑も。

しかし実際に営業活動を行っている会社に対して、このような一方的な批判を行うのはいかがなものか… と思います。

審査を行った総務常任委員会の採決では可否同数となり、委員長に判断が委ねられた結果、星野委員長が反対して否決となりました。

6月18日の議会最終日。傍聴席には多くの男性傍聴者の姿があり、明らかにいつもの本会議とは違う雰囲気の中、議案の採決が行われました。

採決に先立ち、反対・賛成の意見を7人の議員が討論し、採決の結果、賛成13反対12で可決したのです。