• 2013年01月26日

議会改革研修会を開催

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1月25日(金)、千葉麺流山市議会議員の松野豊さんをお迎えし、議会改革の研修会を開催しました。

柏崎市議会では、議会改革に関する特別委員会を設置し、議会改革の取り組みを進めています。これまでに請願者の意見を直接聞く機会を設けたり、委員会における議員間討議などを実施してきました。

今回の研修会は、議員だけでなく広く市民の皆さんにも参加を呼びかけ開催。行政職員の皆さんにも参加いただきました。

講師の松野議員は現在4期目で、議会基本条例策定特別委員長・議会活性化推進特別委員長などをつとめられてきました。流山市議会は「市民に開かれた議会」の実現をめざし、ICT化に取り組んできました。

取り組みが評価され、2010年には第5回マニフェスト大賞最優秀成果賞・優秀議会改革賞を受賞、2012年には議会改革度調査全国1位に輝いています。

さて、ICTとは情報通信技術によって情報や知識を共有化するといった意味合いのようですが、流山市議会では一般質問の場でプロジェクターやスクリーンの使用を認めたり、議員と議会事務局職員にタブレット端末を配給したりしています。

これらの取り組みは、テレビなどでも報道されましたが、「議会としては珍しい取組み」という観点だけでなく、その目的は市民に開かれた議会の実現であり、市政の見える化と市民参加促進。

こうした取り組みを行ってきている流山市議会にも、いくつかの課題があるとしました。それは「政局や感情論ではない、民意が反映された政策重視の議会運営」「住民参加度の向上」「ICT利活用促進によるペーパーレス化推進」であるとしました。

気になるのは、直接民主主義の伸展。講師は、市民が市政に直接関わる流れが確実に伸展しているとし、そういう社会の中の議会の位置づけや存在意義を考える時期がくることを示唆しました。