- 2012年07月17日
さようなら原発10万人集会
7月16日海の日に、東京代々木公園で「さようなら原発10万人集会」が開催され、「原発とは決別しよう」と訴える参加者が全国から集まり、主催者発表17万人が集結しました。私たち新潟県勢は、越後交通のバス4台に分乗して157人が参加しました。
この集会は、内橋克人さん、鎌田慧さん、澤地久枝さんらが呼びかける「さようなら原発1,000万人アクション」が主催。国民の多くが脱原発を目指すべきだと考えている中で、大飯原発の再稼働を許した政府の対応は許すことはできないと集会を計画しました。
私たち北信越ブロックが指定された位置は、メインステージから遠い「NHKみんなの広場ふれあいホール」脇で、メインステージからの呼びかけも全く聞こえず。
そこで私たち北信越ブロックだけで、集会をすることに。各県代表者は、北信越のは日本の全原発の4割が立地しており、原発銀座だと訴えました。そして、福島県から避難されている方も参加していると紹介があり、原発事故被災者として訴えました。
福島原発事故は、私たちの生活を壊しただけでなく、今まで友人だと思っていた人々との人間関係も壊した。
子どもの身を案じ、福島県から避難している自分たちは復興に協力しないと非難され、福島に残った子どもたちは「安全だ」と言い含められ、また学校の先生方は放射能の話ができないでいる。と…
集会後私たちは、代々木公園を出て1時間程度かけて恵比須までパレード。沿道の東京都民にシュプレヒコールでアピールしました。
今回の集会は、多くの一般市民も参加していたようですが、私の周辺の参加者は平和センターを中心とした労働組合の参加者が多かったようです。
しかし毎週金曜日に実施されている反原発集会は、インターネットを通じて集会を知った市民が多いと言います。
一般市民が自主的にこのような集会に参加したり、デモを行ったりする動きは、これまでの反原発運動にはあまりなかったことだと思います。
福島原発事故国会事故調査委員会の報告書が7月5日に公表されましたが、「事故は自然災害ではなく、明らかに人災」と断じています。
その根拠として、地震と津波のリスクは東京電力と規制当局の間で認識されていたことであって、想定外ではなかったのだとしています。このように原発を襲うかもしれないリスクに気が付いていながら、あえてその対応をしてこなかったという姿勢に大いに問題があると思います。