- 2012年06月22日
食の地産地消推進条例を可決!
6月21日(木)6月定例議会最終日、議員発案の「食の地産地消推進条例(案)」が全会一致で可決されました。
市民の皆さんが組織する条例検討委員会や、条例食育・地産地消推進連絡協議会とともに検討を重ね、その素案を受け取って検討してきた私としては、万感の思いです。
現文教経済常任委員会として調査・研究していくことを決定したのは、昨年8月。
以来、議会内では3回の議員意見拝聴会と3回の全員協議会を実施、また議会外では柏崎市農業協同組合や愛菜館利用組合や専農経営者会議・農業委員会・消費者協会など関係団体との意見交換会を行ってきました。
そしてそれらの会で出していただいた意見を条例条文に反映させるとともに、いただいた質問には委員会として回答を示してきました。
ですから委員会としての成案に向けた取組みは、かなり十分に行ってきたという思いがありますし、何より関係団体や市民の皆さんからの「早く条例を制定して、推進計画の策定に着手してほしい」という声が、私たちの背中を強く押していたと思います。
しかし、6月4日のブログでもお知らせしたように、6月定例議会に委員会として条例案を提案することについては、一人の委員の賛同が得られず断念。
文教経済委員でもある持田議員が提案者になり、議員発案することにしたものです。
条例案提出後には、二人の議員から条文の修正について要望があり、条例の趣旨にそうものについては、修正を行い最終日に臨みました。
6月21日の最終日には、条例案の提案に先駆けて、若井文教経済常任委員長による委員会としての報告も行われました。
そして、条例案の提案。持田議員が提案理由を説明しました。
この条例案が、市民の組織する団体が素案を作成したことや、受け取った委員会としては鋭意成案に向け意見の取りまとめの努力を続けてきたこと、議員発案提出後の条文修正の要請についても誠意をもって応じてきたことなど、経過についても十分に説明する素晴らしい提案説明でした。
提案に対して二人の議員から質疑があり、その後の討論は一人の議員が賛成討論を行って採決。
何と! 採決は起立採決ではなく「本件は原案のとおり決定することにご異議ありませんか?」と議長がはかる採決方法をとったのです。
この採決の場合には、各議員が口々に「異議なし!」と言って決定するということになります。この議案も、全員異議なしということで、結局全会一致という結果になったのです。
もちろん、全会一致は喜ばしいことです。私たちはそれを目指してきたのですから。しかし「6月定例議会に提案すべきではない」という意見があって委員会発案ができなかったわけですから、このような結果になった理由がわからないのです。
仮に考えが変わった議員がいて、その理由を述べて討論を行ってもらえれば合点がいきます。
可決を喜ぶと同時に、釈然としない部分が残った議会となりました。
まあそれでも、これまで頑張った若井委員長、そして提案者の持田議員、お疲れ様でした。
そして、サポートいただいた議会事務局・農政課・総務課・元気支援課の皆さん、ありがとうございました。