- 2012年06月13日
路線バス維持について質問
6月13日、今日で一般質問が終わりました。
私の今回の一般質問は、①公共交通を守る取り組みについて、②今後の市立博物館について、③請負業者賠償責任保険加入についてです。
ところで、路線バスはよく利用しますか?
私も決して偉そうなことは言えないのですが、公共交通をなるべく利用したいと思っています。
それは、路線バスを維持するために、毎年、多額の予算を計上しているからです。
よく、バスは空気を運んでいるだけだ、なんて言いますが、その空気を運ぶために(本当は空気を運ぶのが目的ではないですが)多くのお金をかけているのです。
路線バス確保事業 の予算は、
・2010(平成22)年度 8,768万4千円
・2011(平成23)年度 9,966万5千円
・2012(平成24)年度 1億289万9千円 と増加の一途をたどっています。
今年度は1億円の大台に乗りました。
たとえば、市民の皆さんに評判の良い循環バスも、「かざぐるま」の維持に601万4千円、「ひまわり」の維持に831万6千円をバス事業者に支払っています。
「バス路線はあった方がいいけど不便だから乗らない」と言うのでは路線を残すことはできません。
乗って残さなければならないのです。
しかし… バスの乗り方がよくわからないという人はいませんか?
私の義母は市内北条地区の出身ですが、JRの駅が三つもある地域なので、いつも利用するのは電車。
バスの乗り方がわかないと言います。
バスは特に交通弱者のためのものとか言われますが、交通弱者になってからでは、むしろバスに乗車するのが億劫になるのではないでしょうか。
私は、若い現役世代のうちから、バス利用の習慣をつけておくことが重要だと思います。
しかし! 市内バスの状況を見ると、決してバス利用者の立場に立っているとは言えないと思っています。
停留所のバス運行の表示を見ても、運行する経路がさっぱりわかりません。
運行経路や時間を調べようと、バス会社のHPを見ても、知りたいと思う情報の提示の仕方をしていません。
市は「柏崎市公共交通マップ~時刻表~」を作っていて、市のウェブサイトにも掲載しています。
これが大変わかりやすいの、よく利用しているのですが、肝心のバス会社のHPを探しても掲載していないのです。
バスの運行本数を増やしたり、新しい型の低床バスを導入したりするのはお金がかかります。
しかし、今の状態でいかに乗ってもらうかという取り組みはまだまだ行うべきことがあるような気がします。
昨年のノーマイカーウイークには、のべ5,000人の市民が参加したと言います。
が、自動車からバスに切り替えて通勤などした市民は5%ほどしかなかったと聞いています。
明日からノーマイカーウイークです。
バスや鉄道を利用してみましょう!
そして運行する事業者にも、私たちが利用しやすい情報提供を求めたいと思います。