- 2012年06月09日
議会初日でのお詫びはならず
6月定例議会初日の6月8日(金)、会派代表者会議が開かれました。
酒の席でケンカしたということで活動自粛を要請していた二人の議員が、6月定例議会から出席します。
7日に、飯塚議員から議長に対して、ご迷惑をおかけしていることに対してお詫びの言葉を述べたいのので、初日の本会議での発言を許可してほしいと申し入れがあったそうです。
議長はもう一人の当事者である議員に、この旨を連絡。
議員の回答が、「心の準備ができていない、検察の結果が出るまで釈明の機会は与えないと議会が判断していたわけだから、ここでお詫びはおかしい」ということだったため、会派代表者会議を開くことにしたものです。
会議の冒頭、議長が経過を説明。
申し出があった飯塚議員にのみお詫びの発言を許可するか否かが話し合われました。
結果は「飯塚議員の発言は許可しない」ということになりました。
会派代表者会議では、
「過去の会議で、(最終的な結果が出るまで)二人の議員には弁明の機会を与えないと決まったはずだ。一議員から申し出があったからと言ってそれを受けること自体おかしい」
「活動自粛の期間は終わったが、これですべて終わったというわけではない。(対応に)不公平があってはならないので、飯塚議員にのみ許可すべきではない」
というような意見が出されたためです。
結果として申し出を行った飯塚議員は、お詫びの発言の機会を得ることができなかったわけです。
確かに過去の会派代表者会議で「二人の議員に弁明の機会を与えない」と決定しました。
これは、私の理解では、当時二人の主張が大きく食い違っていて、発言を許可すると大きな混乱をまねくことが予想されることと、議会がこのような案件を調査する機関ではないので、警察や検察がきちんと今回の事件について結果を出すまでは差し控えた方が良いという判断であったと思っています。
しかし議会が要請した活動自粛期間には、多くの市民の皆さんから疑問やお叱りの声をいただきました。
また二人の議員が6月定例議会から議会活動に復帰するということについても、大変関心が高いと感じています。
私の感覚では、現在書類送検された状況で何らかの結論が出ていない状況ではあっても、自粛の期間が終わった初めての定例議会の場で、市民と議会に対して迷惑をかけているという意味でのお詫びの言葉はあってしかるべきではないかというように思いますが…。