• 2011年09月26日

稲刈り終了!

これまで農業振興公社の事業として、市内東長鳥で行っていた稲作ですが、

今年度から、わたしたちの独自グループ活動として棚田農業を行っています。

その「大角間米つくり隊」の稲刈りを、23日~25日の連休に行いました。

お世話になった小林さんご夫妻、本当にありがとうございました。

 

最後の田んぼにコンバインが入る

 

私たちが耕作させてもらっている棚田は、新潟福島豪雨で法面が崩落して大量の

土砂が田んぼに入りました。

畔が大きく崩れた箇所もあって、コンバインが入ることができない場所も。

また稲刈り直前に台風・大雨にあって、田んぼは水浸し、稲はペタペタと

寝てしまっていてがっくり。

春、田植えが済んだばかりの田んぼ

それでも、24日、25日と晴れたため、25日には調子よく進み無事終了!

今年大変だったのは、我が家の田んぼを含め、地元西長鳥の田んぼ

を守ってくれている叔父さんが稲刈り直前に虫垂炎で入院してしまったこと。

我が家をはじめ、親戚が協力しあって稲刈りを終わらせることができました。

それにしても、しみじみと感じたのは、こんな時に応援を頼もうにも、

協力してもらえそうな人がいないこと。

昔、みんなの家が農業をしていた頃は、「あそこん家のおっかさんを頼もう」という

具合に、「あてにできる人」がいたのです。

でもその人たちは年をとって、農業をやめ、その息子などの家族は農業を継承して

いない。 「農家戸数の減少」とはよく言いますが、全くそのことを実感した稲刈り

でもありました。

さて、災害発生で傷んだ田んぼ。

激甚災害の指定で、農家負担の率が軽減されたとは言いますが、これらの

田んぼを全て元どおりに直すことにするのかどうか。この秋のうちには考えなければ

なりません。

でも、農作業はいいものです!

たくさんの穂をつけた稲。 稲を刈った田んぼから驚いたように飛び出るカエル。

ああ、命の宝庫だなあ… と感じる瞬間がたくさんあるのです。