• 2011年07月31日

2011年豪雨災害発生

大角間を一時孤立させた土砂崩れ

 

7月29日~30日にかけて、かつての新潟福島水害にも匹敵するのではないかという

豪雨災害が発生しました。

新潟福島豪雨の発生は2004年7月13日、

梅雨前線の活動により新潟県南部、福島県西部を中心とした豪雨が発生しました。

被害のほとんどは新潟県で、死者不明者15名、床上3627棟、床下浸水21431棟

などの大きな被害でした。 

30日(土)の朝、市内東長鳥大角間が土砂災害によって孤立状態らしいという情報が

入りました。 大角間は私たちが棚田農業をさせていただいている地区です。

すぐに大角間のKさんに電話を入れてみると、Kさん宅も裏山が崩れ、床下浸水だと

のこと!

市役所に行ってみると、まだ災害対策本部は設置されていませんでしたが、被害

情報がぞくぞくと入っていました。 やはり北条地区の被害が大きそうです。

岩之入、大角間とまわってみると、写真のように既に土砂が取除かれつつあり、

最も危険な状況は脱しているように見えました。

しかし、土砂崩れによって、家に大きな被害を被っている世帯があり、言葉を失い

ました。

鼻岳と岩之入の間でJRの法面が崩落

 

北条コミュニティセンターでも、私がよく知っているNさんが避難しておられました。

Nさんは、あっという間に家の中に水が浸入し、消防士さんに助けられたということでした。

Nさんを心配して電話をかけてきた家族と

「心配ないよ」と話をして間もなくだったと、水の恐怖の体験を話してくれました。

柏崎市の被害は床上浸水12、床下浸水26、全壊1棟、半壊1棟、一部損壊1棟。

新潟県全体では、死者3名、行方不明者2名、軽症者1名、全壊17棟、半壊1棟、

床上浸水1,263、床下浸水4,667(新潟県ホームページ31日16時現在)ということで

す。  地域をまわってみて「この土地に住んで数十年、こんな雨は経験したことが

ない」と、一様に驚く姿が印象的でした。

ひとたび雨が降ると、このような豪雨。

これからも覚悟しなければならないんでしょうか…。