- 2011年06月15日
建設企業常任委員会 ~消化ガス発電装置にかかる減額補正など~
6月15日(水)、建設企業常任委員会が開催されました。
建設企業常任委員会は、都市整備部とガス水道局所管分の議案を審査します。
上程された議案で、議論された主なものを二つあげてみます。
○消化ガス発電装置設置工事費 9,100万円の減額
・公共下水道の汚水処理の過程で発生する消化ガスを発電に使おうという予算を減額する補正です。
・自然環境浄化センターでは、公共下水道の汚水が処理されます。
・処理施設には水処理施設と汚泥処理施設があり、
汚泥処理施設は、汚泥を貯留して濃縮(量が減少)→密封・加温・機械攪拌して→
メタンガス・水・炭酸ガスに分解されます→メタンガスはガスホルダーに貯蔵され→そのガスは消化タンクの加温燃料に利用
という順序で処理されます。
・消化タンクの加温に使うガス以外の余剰ガスは、これまで利用されずにいました。
・この発生した消化ガスを有効に使うため、25kwの小型発電機を設置して、センター内での電気の利用をはかろうというものです。
・当初予算で設置費用を計上しましたが、東日本大震災の影響で、国からの交付金が減額となったため、
予算を減額し、二カ年の継続事業で実施するとしたものです。
○既存民間住宅リフォーム改修補助金交付事業 3,500万円
・民間住宅リフォーム改修補助金は、平成22年度に4,000万円、23年度当初予算で5,700万円計上しました。
この補助金は、住宅をリフォームする方を対象に、工事費の20%・20万円上限に補助するものです。
・経済効果も高く、実際の工事費は補助した額に対して、22年度予算分は8倍、23年度予算分は9倍だったとのこと!
・リフォーム内容は内装・外装・屋根などなど、様々な業種に及び、経済効果の範囲が広いこともこの事業の特長です。
・ところが、多くの市民が申請に訪れて、22年度は受付11日目で、23年度は8日目で予算分が終了してしまいました。
・申請を希望する市民が、仕事などで申請に行くのが大変であることを配慮して、
工事を請負う事業者が申請しても良いことになっているのですが、
多い事業者では、一社で30件近くの申請を行なったそうです。
・そのため今回の補正予算で、前回申請ができなかった方々にも申請をしていただけるように、3,500万円を計上したのです。
・議会議決後、7月5日発行の広報で市民の皆さんに事業を周知。
・応募したい方は広報をご覧になっていただいて、往復はがきに必要事項を記入していただきます。
・ハガキを締め切った後、抽選し、当落を通知
・当選された方は、改めて申請書類を出していただきます。
・補助金満額が20万円ですので、190人プラスαの方が、この事業を利用できることになります。
・また、前回申請できず、既に着工してしまった方も対象ですので、もう一度ハガキを出してみられると良いと思います。
16日以降、三つの委員会が続きます。