- 2011年06月15日
一般質問終了 ~多くの議員が原発・防災・エネルギー政策を問う~
6月10日~14日まで三日間、一般質問が行われ、18人の議員が一般質問に立ちました。
うち、一期目の議員は6人。
私の一般質問は、二日目6月13日の一番目。
東日本大震災の被災者支援についてと、国のエネルギー政策転換に伴う柏崎市の環境施策について質問しました。
「池田ちか子のインターネット中継」をご覧ください。
さて今回の一般質問、新聞は「原発推進派新人と7期目のベテランがそれぞれ真逆の立場から質問」と報道!
実は、私もこの二人の質問は楽しみにしていました…!
一般質問は、傍聴席でテレビカメラがまわる中で行われました。
報道の目当ては何でしょう??
原発推進・反対議員がどのように市長に迫るかということ??
東京電力労組出身の議員は、「柏崎刈羽原子力発電所との共存共栄について」と題して質問。
自身が入社してはじめての職場が福島第一原子力発電所で、運転員として仕事をしたエピソードを紹介。
福島に赴いた同僚の話から、柏崎刈羽を福島原発のようにするわけにはいかないと決意をしたことを述べながら、
柏崎市にとっての原子力発電所の存在と、共存共栄についての市長の見解を質しました。
なんと! 全く偶然にも、“7期目のベテラン”議員が東京電力労組議員の直後という順番!
ベテランY議員は「原発との共存共栄は不可能だという立場で質問する」と切り出しました。
「福島第一原発の重大事故から見える立地自治体の責任のあり方について」という観点から、5点にわたって市長の見解を質しました。
Y議員の質問の主な論点は、
・原発立地地域と言えば、柏崎刈羽原発の場合、柏崎市と刈羽村だが、
原発から半径30kmの自治体とすべきではないか
・原発は「安全ではない」ということが、今回の事故で明らかとなった。
・原発は安全だということを前提に「共存する」としてきた訳だが、「危険な原発」とは共存できないということではないか。
・今の「安全協定」では、重要な事柄が協定に入っていない。
・例えばこれから行うとしている「ベント弁補強」などは、しっかりと安全協定の項目に加えるべきだ。
・(このような事態にならなかったとしても)原発が老朽化して稼働できなくなる時がくる。
・柏崎市の一般会計に占める、10数%の原発財源が得られなくなった時どうするか、原発がなくなると雇用が失われるのは事実かかど、
「脱原発社会に向けたプロジェクト」を立ち上げるべきだ。
白熱したこの二人の質問が終わって、この日午前の質問が終了。
議場を出ると、東京電力労組出身議員が報道陣に取り囲まれていました。
どうやら報道陣のお目当ては、彼だったようです…
6月定例議会の一般質問は、6月17日中には三日間全て録画が議会ホームページにアップされます。
ぜひご覧くださいね。
録画の見方は右側の“おすすめのリンク”から、柏崎市議会→インターネット議会中継→会議名から選ぶ→第4回定例会→一般質問 でご覧ください。