• 2011年05月23日

柏崎市議会副議長に就任

5月23日(月)、改選後の初議会が召集されました。

正副議長選挙が行われた結果、副議長に選出されました。

何でも、柏崎市議会初の女性副議長だそうです。

議長選には、霜田彰氏(市民クラブ)と真貝維義氏(公明党)が立候補され、霜田氏13票、真貝氏11票、持田繁義氏(共産党)2票で、霜田氏が議長に選出されました。

副議長選では、私を含め誰も所信表明を行わず選挙に。

結果は、池田14票、荒城彦一氏(整風会)9票、星野正仁氏(大志クラブ)1票、無効票2票で、私が選出されました。

議長を補佐し、公平・公正な議会運営に力を注ぎたいと考えています。

さて、実は、池田を議長にどうかというお話もいただいていたんです!(あくまでも過去形!)

ですから、何人かの議員の皆さんには、議長として支持いただいたならばこのようなことを頑張らせていただきたいなどとお話もしていました。

その際に何人もの議員から懸念を示されたのが、「原発に対する考え方と対応の仕方」です。

柏崎市議会をはじめ、全国の原子力発電所を立地している自治体議会は、「全国原子力発電所立地市町村議会議長会」という会を組織しています。

その原発議長会において、柏崎市議会議長は「会長」の職を務めることになるんです。

「その会長職は『保守』であるべきで、基本的に原発を推進する立場の者でなければならない」というのが、「池田では心配」という理由なようなんですね。

柏崎市議会には原子力発電や原子力政策について、強く反対している議員と容認や推進の立場の議員がいます。

そして現に原子力発電所が我が町にあり、そのことによって雇用が確保されたり、地域経済にプラスの影響を与えたりしていることは誰もが認めることです。

であれば、その議会の長となった者は、自分の考えは脇に置き、これらの状況を十二分に把握して発言したり行動したりしなくてはならないのは当たり前のことです。

そして、3.11の福島原発の事故が起きました。

この事故の後の議会運営が始まるわけですよね。

これまでも原発議長会が主張してきた、国の規制機関・原子力安全保安院の分離独立はもちろんのこと、今回の事故の早期収束や、原発の安全の問題、またひとたび事故が発生した場合の国の対処のあり方や責任など、立地議会として主張しなければならないことは山ほどあります。

そしてそれは、原発に対してどのような立場であっても、意見を一致させて主張していかなければならないし、また可能だと思います。

ですから、柏崎市議会の議長は完璧な推進の立場でなければならないという論法は、私は全く理解できません。

柏崎市議会の大きな課題の一つが、昨年6月に定数削減条例を可決した後ストップしている議会改革の問題だと思っています。

幸い、議会改革については非常に積極的な考えを持つ新人議員も多く誕生しました。

私もこの課題について、議員・副議長として真正面から取り組んでいきたいと思っています。