- 2011年04月29日
第82回 柏崎地区メーデー開催~連合による被災地支援について報告される~
4月29日祝日、第82回柏崎地区メーデーが開催されました。
労働者の祭典・メーデーに柏崎市で働く労働者の仲間が集い、会場の市民プラザ海のホールは熱気であふれました。
市議会議員選挙が終わったばかりの私たち連合推薦議員も、来賓として出席してあいさつをしました。
全県統一のテーマは「希望・安心」
メインスローガンは「すべての働く者の連帯で、働くことを軸とする安心社会と自由で平和な世界をつくろう!」
連合柏崎地協の西巻議長は、主催者あいさつで次のように述べました。
・ぜひ家族で労働条件について話し合ってほしい。
・家族単位で考えれば、心配がある家庭もあるのではないか。
・妻がパートであったり、息子が期間工であったり、娘がニートやフリーターだったりするかもしれない。
・ぜひ連合に相談してほしい。
例年実施されているアトラクションについては中止し、それに充てることになっていた予算を義援金として被災地に送ることが報告されました。
また連合としての被災地支援行動について報告がありました。
第一陣は3月31日~4月7日まで派遣され、現在の第4陣までで延べ4,727人が被災地に入ったとのこと。
釜石市に赴いたボランティアは、石灰撒き、家財出し、泥出しなどを実施。
また大槌町で支援を行った際に、地元の住民からお聞きした、津波に襲われた際の生々しい声が報告されました。
・これまで、津波警報が出てもこんなに大きな津波はなかった。大津波警報が出ても、老人たちは「ここまでは来ない」と椅子に座っていたが、その人たちは皆流されてしまった。
・一回目の津波の後、二回目の津波が来る間に多くの住民が自宅に貴重品などを取りに帰ったが、その人たちは流されてしまった。
・大きな被害を受けた町の中では、スーパーマーケットのレジから一万円札が盗まれたり、流された車の中からガソリンを盗んでいる者がいたりした。
など、メディアでは報道されない、被災地の方々しか語れないことを聞いてきたと言います。
被災地に赴いても、自分自身ができることが小さいため、それがどの位役に立っているのだろうと思うこともあるかもしれませんが、連合などの組織が被災地が求めている支援を継続的に行っていくことが確実な復興につながっていくことは間違いないと思います。