• 2011年03月24日

2011年に卒業したことを、人生の時々に思い出すはず

本日3月24日、柏崎市の各小学校で卒業式が挙行されました。
私の地元田尻小学校でも、卒業生の一人ひとりに卒業証書が手渡されました。
小学校を卒業し中学に進級するというこの時期は、人生の中でも多くを学び多くの思い出を作ることができる時期です。
この卒業式に、市議会議長からの祝辞を読ませていただく役をいただきました。
大震災の直後の卒業式。
3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震によって、多くの人々が命を奪われ、また多くの方々が家も財産も失ってしまいました。
そして被害の甚大さから、これからの日本の復興は、かなりの苦難も伴うことになると思います。
私は議長祝辞とともに、子どもたちに次のようなことを話ました。
・皆さんはこれからの人生において、2011年という年を思い出すだろう。
・それはこの年に小学校を卒業したということだけではない。
・多くの子どもたちが命を奪われ、また懐かしい学びやで卒業式を挙げることもできない子どもたちもたくさんいる、そういう大震災が発生した年だからだ。
・もしかしたら今年は、歯を食いしばって新しい日本を作っていく、そんな最初の年になるのかもしれない。
・私たち大人は、絶対に頑張ってそのことをやっていく。
・皆さんが大人になるのを支えていく。
・だからみんなは、たくましく・健やかに成長して私たち大人からバトンを受け継いでほしい。
・そのことを皆さんにお願いしたい。

今日は、この子ども達が大人になるまで、バトンを渡すまで、大人たちが頑張らなければならないことを確認する日にしたいと思います。