- 2011年02月20日
大変ですよねぇ…雪って
今年の冬は、穏やかだったお正月もつかの間、二月の声を聞くまでずーっと雪が降っていました。 しかも重いっ!! 水気を含んだずっしりとした雪でした(※我が家では、毎朝夫が雪かきをしてくれたため、私はスコップを握らなかったんですが…)
柏崎市では、1月31日午後4時に柏崎市豪雪災害対策本部が設置され、災害救助法による援護が必要な方のお宅の除排雪や道路除雪などを行ってきましたが、ようやく2月21日の午前10時に本部を解散しました。
こんな冬だったので、高齢者の一人暮らし・二人暮らしのお家は、かなり悲鳴をあげておられました。 多分、もう少し降り続くと、ギブアップのお宅も多かったのでは…。
「市内にいるセガレから電話は来るんだけど、まあムリするなって言うだけで…。そんなこと言ったって、毎日降る雪を誰が掘るだ!てって言いたくなるて」
「オラずーっと家から出なかったて。 だって、この手押し車押さんけば、歩かんねえもん」
「娘と娘婿が、よく来てくれるんだて。 もし娘が市内にいねけば、おじいさんと二人して暮らさんねかったかもしれない」
「おらセガレと一緒にいるから、俺が雪堀りする。危ないから外に出るなって言われてる」 などなど、たくさんの声をお聞きしています。
高齢の方だけの暮らしは、日ごろから不安なことが多いものですが、「雪」はその不安さを増大させます。とにかく雪が降ると、高齢の方だけの所帯か、若手と同居の所帯かどうかで、大変さ・心細さがグッと違ってくるんだなあと感じています。 親子で別々に暮らす世帯が断然多くなっている現代。 年老いた親の生活は、日常の買い物・お医者さんへの通院などの他に、冬場の雪との闘いというすごく大きな課題があるんですよね。
ところで冬の柏崎には、市外県外から除雪ボランティアの方々が訪れます。 とてもありがたいことですよね。 ボランティアの方々も「除雪するぞっ!」って気持で来ていられるので、本当に献身的です。
ただ、高齢の方々が必要としているのは「毎日の除雪」。 地域の助け合いとか、遠くからのボランティアの受入れとかは大切ですが、本当に身近な「家族同士の助け」があることが安心につながるんだなと実感する今冬です。